議院内閣制を採っている国々
議院内閣制の母国とされるイギリスでは、国民の政治的意思を忠実に反映させる選挙制度としての
日本の地方自治体の制度は首長主義を採っているが、議会の長に対する不信任と長による議会の解散とを対抗させる仕組みは議院内閣制と同様である。
議院内閻制では、内閣の意思決定と政権党の意思決定が対立することが少ない
議院内閣制を採用している国では議会が内閣創出の基盤となるので、一般に、内閣の活動を支持する与党と内閣に反対の立場をとる野党との区別が重要になり、各政党議員の国会活動は議院内で形成される会派を中心として行われる。
議院内閣制の母国とされるイギリスには成文の憲法典が存在せず、議院内閣制も憲法習律といわれる一種の慣行として成立しており、内閣を構成する閣僚についても全員が議員でなければならないという習律が確立している。
イギリスの議院内閣制における議会は、民選議員で構成されるのが下院と、世襲貴族や僧侶の地位を持つ者など非民選議員で構成されるのが上院とで構成され、
| 議院 | 任期 | 定員 | 選出方法 |
| 上院(貴族院) | 不定 | 不定 | 国王任命の貴族や僧侶(非民選) |
| 下院(庶民院) | 5年 | 646名 | 民選(全議席が小選挙区制) |
日本の国会では、国会審議の活牲化を図るために、イギリス議会におけるクエスチョンタイムをモデルにして
議院内閣制