非武装のジャーナリストを米軍のヘリが銃撃しているイラクの映像を華々しく発表して以来、ウィキリークス(Wiki・Leaks)は、様々な政府機関の内部告発者から機密情報を入手しては公表する大胆なウェブサイトとして、世界的な悪名と信用を獲得してきたのだが。現在、米英の圧力によりウィキリークスの財政が逼迫し、活動不能に陥っている。
国家機密を暴露して英国で監視中のジュリアン・アサンジは「契約がまとまった。英米で自伝を出版し、その契約金およそ150万ドルでウィキリークスの維持と裁判費用を捻出する」と、英紙サンディ・タイムズが12月26日に報じた。ウィキリークスへの寄付金を取り扱ったVISAカード、バンク・オブ・アメリカならびにPayPalが受付を拒否したため、世界からの寄付金がウィキリークスへ送金されなくなっていた。
米国での版元はアルフレッド・クノップ社、英国はキャンノンゲート社といわれ、それぞれが契約金80万ドル、50万ドルを支払うという。
アサンジ、自伝を執筆